「軽は定員4人ですが、5人乗れるって本当ですか?」 法律の例外が存在? でもオススメできない理由とは
軽自動車に5人以上乗れるケースがある
クルマには、原則的に定員が決められています。 なかでも日常の足として使われる軽自動車ですが、最大でも4人乗りとなっています。 ただある条件を満たせば、5人乗れることも出来るようです。 【画像】超カッコイイ! トヨタの「5人乗り”軽トラ”」を画像で見る(77枚)
クルマの定員は、スポーツカーであれば2人というケースがあります。 セダンなら5人、ミニバンだと6人以上10人以下というのが一般的です。 そして、現在販売されている軽自動車は4人が定員です。 もし、定員をオーバーすると、違反点数は1点、反則金は6000円というペナルティが課せられます。 しかし軽自動車の定員が4人というのは「少ない」と感じる場合もあるかもしれません。 少子化の現代とはいえ、両親と3人きょうだいの家族、3世代で同居している家族も存在するでしょう。 実際、アラフォー世代の筆者や筆者の配偶者は、どちらも3人兄弟で両親ともに健在ですから、実家の家族全員で軽自動車に乗ることはできません。 一方、近年は販売される新車のうち、4割近くを軽自動車が占めます。 燃費や税金の面から、軽自動車をメインに使う、軽自動車しかないという家庭もありそうです。 では、家族の人数が5人以上ならば、軽自動車ではなく普通車を選ぶべきなのでしょうか。 実は、例外があります。クルマの定員についての法的根拠である「道路運送車両の保安基準 第53条」には、次の記述がされています。 「乗車定員は、12歳以上の者の数をもつて表すものとする。この場合において、12歳以上の者1人は、12歳未満の小児又は幼児1.5人に相当するものとする」 つまり、12歳未満の子ども3人は大人2人として換算されるということです。 全員が12歳未満の3人兄弟がいる家庭では、両親を入れても「4人」という扱いになり、頭数が5人でも軽自動車に家族全員が乗れます。 しかし、ここで実際にお子さんのいる人は、疑問が浮かびそうです。