自民支持率、18歳~20代は12・5% 「政治とカネ」になお強い不信感 産経・FNN合同世論調査
産経新聞社とFNNの合同世論調査では、70歳以上の年齢層だけで石破茂内閣の支持が不支持を上回った。自民党も高齢層の支持が高い傾向が明らかとなった。 【グラフでみる】首相指名選挙の決選投票で想定される勝ちパターン 18歳~20代で石破内閣を「支持する」と答えたのは32・0%で、「支持しない」は61・0%。30代も支持が28・8%、不支持が59・4%だった。唯一、70歳以上で支持(58・5%)が不支持(36・4%)より多かった。前回調査(10月5、6両日)では、ほとんどの年齢層で支持が不支持を上回っていた。 自民の支持率は25・8%となり、前回調査の34・3%から8・5ポイント下がった。年代別で「支持政党が自民」と答えたのは、70歳以上35・0%、60代28・0%、50代23・7%、40代30・3%、30代14・8%、18歳~20代12・5%だった。 一方、自民の派閥パーティー収入不記載事件を巡り、不記載があった候補者を非公認などとして衆院選に臨んだことで「政治とカネの問題」にけじめがついたかを尋ねたところ、「ついていない」が85・5%、「ついた」は10・6%だった。 非公認で当選した議員らが自民会派入りすることについては「自民会派入りは適切ではない」が52・0%、「すぐに会派入りしても問題ない」は13・2%にとどまった。 再発防止に必要な政治改革を2つ聞いたところ、「政策活動費の使い道の公開」(40・9%)が最も多く、「政治資金の透明化やデジタル化での公開」(34・0%)、「政治資金をチェックする第三者機関の設置」(28・5%)、「政治資金パーティーの全面禁止」(27・2%)などが続いた。(内藤慎二)