ソフトバンク石川柊太がFA宣言「道があることを示せているんじゃないか」大卒育成出身としての矜持も吐露
ソフトバンクの石川柊太投手(32)が8日、みずほペイペイドームの球団事務所を訪れ、国内FA権の申請書類を提出した。 「こういう機会はない。自分が野球界でどういう評価をされているのかを見てみたいというのが一番のところ。選択肢が広がるところに価値はあると思うので行使させていただくことにしました」と率直な思いを口にした。 2013年の育成ドラフト1位で入団。16年7月に支配下に昇格した。育成選手出身としての矜持も持ってきた。 「自分の中では育成で入ったことに思い入れというか。自分の中では勝手に育成の星として“やれる”という道があることを示せているんじゃないか、と頑張ってきてますし。頑張れば大卒で入って3年目に支配下でも、FAを取れるという現実を見せられたのは育成出身としてうれしいし、誇りに思いたい部分でもあります」。 球団も条件提示をしており「不満だから宣言するというわけではないのは伝えておきたい」と誠意を感じている。 今後について「新たな価値観の表現や選択が生まれてくるかもしれない。新たな気持ちが生まれるかもしれない。そういう経験ができる一つきっかけだと思う。凄く不安がありながらも楽しみな部分もあります」と話した。