債券先物は上昇、消費者信頼感指数の悪化で米長期金利が低下
(ブルームバーグ): 25日の債券相場は中期債が上昇。日本銀行の追加利上げが遠のいたとの見方から買われている。
三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、植田和男総裁が政策判断を行うまで時間的な余裕はあるとの見解を改めて示したことで「利上げ期待が後退しており、中期ゾーンを中心に買われている」と指摘する。
日銀の植田総裁は24日の講演で、米経済動向などの先行き不透明感が強まる中、足元の物価上振れリスクの減少に伴い、政策判断に「時間的な余裕はある」との見解を改めて示した。
物価上振れリスク減少、政策判断に時間的な余裕ある-植田日銀総裁
日銀は午前10時10分の定例オペで残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下、10年超25年以下、物価連動債の買い入れを通知した。買い入れ額はいずれも据え置いた。
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Masahiro Hidaka