【韓国ドラマ】イム・シワンが型破りな国税徴収官を好演!絶対見るべきスリル満点傑作ドラマ
国税庁を舞台に描かれるイム・シワンのお仕事ドラマ
韓国ドラマ大好き! なライターが、ぜひおすすめしたい作品を紹介。 今回は、『ミセン-未生-』や『他人は地獄だ』などに出演し、演技派として高い評価を受けているイム・シワン主演の『トレーサー』のあらすじや見どころをご紹介します。 【韓国ドラマ】ツウが教える!おすすめドラマ50選 『トレーサー』 全16話 出演:イム・シワン、コ・アソン、ソン・ヒョンジュ、パク・ヨンウほか U-NEXTにて配信中 ©︎Content Wavve Corp.
あらすじ
大企業の裏金を管理する業界トップの会計士であったファン・ドンジュ(イム・シワン)。金も成功も得ていたが、突然“ゴミ置き場”と呼ばれる国税庁租税5局に転職し、型破りな方法で脱税者たちを次々と取り締まっていく。そこには、父の死が深く関係していた。
ここが見どころ!
皆さんはどんな韓国ドラマが好きですか? ラブコメ、サスペンス、ヒューマンドラマ、本格的な時代劇やファンタジー時代劇とさまざまなジャンルがありますが、ここ数年人気を集めているジャンルと言えば、『梨泰院クラス』や『ヴィンチェンツォ』などに代表されるスカッとした気分を味わえるサイダードラマ。今回紹介する『トレーサー』も、脱税する悪者や組織の不正を暴いていくストーリーが痛快で、気軽に観たい時におすすめな作品です。 本作は、国税庁を舞台に脱税を取り締まる徴収官を主人公にしているところが新鮮。弁護士や検事がリベンジするサイダードラマを見尽くしたという人も、新しい視点で楽しめると思います。
主人公を演じたのは、ボーイズグループ・ZE:Aのメンバーとして2010年にデビューし、ドラマや映画に引っ張りだこのイム・シワン。好青年から狂気を帯びた悪役までこなす彼ですが、本作では会計士としての成功を捨てて公務員となるファン・ドンジュをひょうひょうと演じています。 脱税者にわざと殴られたり、消費者金融を掛け持ちして借金して元締めをあぶり出したりと、クレイジーな方法で脱税者たちを取り締まるドンジュ。破天荒でおちゃらけているかと思えば、優れた頭脳で数字のほころびを見つけて巧みな弁舌で論破していく二面性がかっこよく、シワンの緩急ある演技が光ります。 俳優としても確かな地位を築き、イ・ビョンホンやソン・ガンホ、イ・ソンミンといった大御所俳優たちから可愛がられているシワンは「今度家に遊びにおいで」という誘いが社交辞令でも、本当に先輩のお宅に遊びに行くのだとか。シワンによると「社交辞令なのか本気なのかを見極めることが苦手」とのことですが、そうしたピュアでちょっと不思議な“四次元”っぽいところがユニークなドンジュとシンクロしているような。韓国では澄んだ目をしているのにどこか狂気が感じられる人のことを「マルヌングァン(澄目狂)」と表現するのですが、本作ではシワンのマルヌングァンが存分に発揮されていて、彼の魅力が引き立つキャラクターに仕上がっています。