『大阪都構想』にリベンジは?吉村洋文知事「東京一極集中はダメ」「多極の成長する都市が出てくるという国家像を目指すべき」
2015年と2020年の過去に2度、住民投票で否決された『大阪都構想』。大阪府知事、日本維新の会共同代表の吉村洋文氏は、2度目の否決の際に「僕自身が大阪都構想に政治家として挑戦することはもうありません」と話したが、19日、大阪維新の会代表選挙では「大阪都構想の案をもう1度、大阪維新の会の皆さんと一緒に考えたい」と表明した。『ABEMA Prime』では、その真意について明かした。 【映像】都構想より「関西奠都(てんと)」だと自信満々に主張する松沢候補 大阪都構想とは、大阪市を廃止し、市の行政権のうち広域的役割のものを大阪府にして、残りを淀川区、北区、中央区、天王寺区の特別区に分割すること。 吉村氏は「僕は道州制論者だが、そこに行く過程で、東京一極集中はダメだと思っている。東京に全てが集中し、若者もどんどん入っているが、地方はどんどん衰退していっている。しかし、東京が成長してるかと言ったら、現状維持だ。いずれ若者も東京に入ってこなくなる。いつかこのやり方は沈没する。そう考えた時、全てを東京あるいは霞が関で決めるのではなく、二極作ることが僕のひとつの持論でもある」。 これからの都市については「多極分散の都市が成長することだと思っている。その突破口として、大阪市と大阪府の巨大な自治体をひとつにして、強力な自治体を作り、 東の東京、西の大阪にする。それに他の多極の成長する都市が出てくるという国家像を目指すべきだ」と強調した。 また、大阪都構想について、「今、維新の会の内部で検討することになった。もし3回目をやることになれば、 当然民主的なプロセスが必要だ。そのプロセスなしにやることはない。そういったことをもう1回ちゃんと考えようという道のりの最中だ」と述べた。 (『ABEMA Prime』より)
ABEMA TIMES編集部