不登校児童生徒数 過去最多 和歌山県
テレビ和歌山
昨年度、県内の公立小中学校高校での不登校の児童生徒数は、記録の残る平成20年度以降で過去最多を更新したことが、県教育委員会のまとめでわかりました。 県教育委員会はこのほど、文部科学省の調査結果をもとに、昨年度の県内の公立学校でのいじめの認知件数や不登校の児童生徒数などをまとめました。 それによりますと、病気や経済的な理由のほか、新型コロナの感染回避などを除いて、1年間に30日以上欠席したいわゆる「不登校」の人数は、小学校は前の年度より263人多い917人、中学校は191人多い1355人、高校は97人多い673人でした。 コロナ禍で生活リズムが戻らず、身体に不調をきたしたことや、それに伴う登校意欲の低下から人間関係が疎遠化したことなどが背景にあると考えられ、小中学校、高校いずれも記録の残る平成20年度以降、過去最多を更新しました。 県教育委員会では、今後も学校臨床に詳しい有識者を講師とした研究事業を行うなどして、児童生徒が安心して過ごせる環境づくりに取り組むとしています。
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