小泉進次郎氏、祖父の母校・鹿実高を訪問 霧島の茶農家も訪ね「輸出強化し手取りを上げる」
自民党総裁選に立候補している小泉進次郎元環境相は23日、鹿児島県霧島市牧園の茶農家や祖父・純也氏の母校である鹿児島実業高校(鹿児島市)を訪問した。農業産出額が高い一方、手取りの低さが鹿児島の課題として「総裁になったら、輸出の体制を強化して手取りを上げ、地方をより元気にしたい」と意欲を示した。 【写真】〈関連〉視察先に駆け付けた住民に笑顔で手を振る小泉進次郎氏=23日午前、霧島市牧園町下中津川
霧島市では有機霧島茶の海外輸出に積極的に取り組むヘンタ製茶を視察して経営者らと意見交換。海外で需要の高い有機栽培茶への転換を支援する国の補助金拡充を求められた。鹿児島実高では、純也氏の書が刻まれた石碑を見学し、野球部やサッカーなどの部活動生と交流。応援団からエールも送られた。 小泉氏は取材に、森山裕総務会長から純也氏の高校時代の資料をもらい、訪問を提案されたと説明。「鹿児島と小泉家のつながりを実感できた。残りの総裁選も鹿児島実業の不屈不撓(ふとう)の精神で最後まで頑張りたい」と語った。
南日本新聞 | 鹿児島