トランプ氏の関税案、米加両国経済に影響=カナダ中銀
Promit Mukherjee David Ljunggren [オタワ 26日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は26日、トランプ次期米大統領がカナダへの関税導入を実行に移した場合、両国の経済に影響が出るとの認識を示した。来年初の決定会合を開催する1月29日に発表する経済予測に織り込む方針。 カナダ中銀のメンデス副総裁はトランプ氏の関税案について問われ、「米国で起きることはわれわれに大きな影響を与える。そして今回のような事態は明らかに両国の経済に影響を及ぼすだろう。現段階では状況を見守っているが、政策の詳細が実際に分かった段階で見通しに取り入れる」と答えた。 トランプ次期米大統領は25日、就任初日にメキシコとカナダからの全ての輸入品に25%の関税を課し、中国からの輸入品に追加で10%の関税を課すと表明した。