「近代の超克」テーマに早大で鼎談 16日、文芸批評家の浜崎洋介氏ら
12月16日、早稲田大(新宿区)の大隈記念講堂大講堂で、文芸批評家の浜崎洋介氏、儒学者の大場一央氏、作家でフランス文学者の平坂純一氏の3氏が「新・近代の超克」と題して鼎談(ていだん)する。主催は同大のサークル「国策研究会」。 鼎談では、欧米型の「近代社会」が抱える諸問題や、それを乗り越える上で必要な視点などをテーマに、近代日本の保守思想が文筆活動のテーマである浜崎氏、江戸期の儒学思想が専門の大場氏、フランスの「反近代思想」に精通する平坂氏が議論を交わす。 先の大戦時、文芸誌『文學界』は明治以降の西洋的価値観からの脱却を模索した「近代の超克」座談会を2カ月にわたって掲載している。 午後6時から。入場無料。問い合わせは同会(kokusakuken.waseda@gmail.com)まで。