東京など関東で花粉光環が出現 明日17日は東海・関東・北陸・東北で非常に多く飛ぶ
外出時の花粉対策 服装編
花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。以下のように、服装を工夫することで、花粉を防ぐ効果が期待できます。 ①洋服は、素材によって、花粉が付着しやすいものと、付着しにくいものがあります。一般的にウール製の衣類などは、木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。 ② 花粉が付着しやすいのは、洋服だけでありません。露出している頭や顔は、つばの広い帽子をかぶると、花粉が付着する量を少なくすることができます。髪の長い方は、まとめるだけでも、効果的です。また、手袋をすると、手に付着する花粉を減らすことができます。
ヒノキ花粉にも注意
なお、これからの時期はヒノキ花粉が増えてきます。 九州ではひと足早くヒノキ花粉シーズンに突入する見込みで、中国、四国から東海でも3月下旬にはヒノキがピークを迎える所があるでしょう。東京都内でも多摩地区ではすでにヒノキ花粉が飛び始めており、関東も3月下旬にはスギからヒノキへとバトンタッチしそうです。
日本気象協会 本社 中川 裕美子