110km/hのキックボードと140km/hの一輪車ってヤバすぎるだろ! 中国人の発想がもはやエクストリーム!!
140km/h出る立ち乗り電動一輪車
一方の電動一輪車は、なじみの薄い乗り物かもしれませんが、スケボーやモトクロスといったエクストリーム界隈ではすでに大流行しています。従来の一輪車からサドルとペダルを省き、車軸付近に左右の足をのせるフットペグを加えたもの。 乗り方は一輪のセグウェイとでもいえばいいでしょうか。左右の荷重移動でステア、身体を前に倒せば前進するといった具合。前述のとおり、スケボーやBMXが走れるコース、パンプトラックなどでジャンプをはじめとしたトリッキーな乗り方も楽しめます。 ここにインモーションはキックボード同様にハイパワーモーター、大出力に応じた制御システムを搭載し、なんと最高速140km/hという化け物じみたマシンを発売したのです。126Vのハイパワーモーターに、ピーク時で1万Wをかけ、最大トルクは300Nmといいますから、クルマでいえば2リッターターボ車と同等かと。 しかも、キックボード同様に車重は軽量で、わずか64kg。体重80kgの方が乗ってもようやく150kg程度ですから、加速を含めた動力性能の印象はそれこそ目が置いていかれるような凄まじさかと。 ちょっと面白いのは、年齢の要請がなされていることで、リクワイアメントによれば16~50歳とのこと。ひとえに運動神経や動体視力が必須であることがうかがえます。 それにしても、140km/hまでは出さずとも、急停車する場面を想像するとスリリングというより恐怖に近いかもしれません。年齢制限も致し方ないところなのではないでしょうか。 いずれにしろ、このジャンルも日進月歩、長足の進化を遂げていますので、各種のレースや、ことによったらオリンピック種目になる日だってくるかもしれません。 新しもの好きは、いまから鍛錬しておくのもいいアイディアでしょう!
石橋 寛