カタール劇的勝利 8強一番乗り―サッカー五輪予選
【ドーハ時事】サッカー男子のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU23（23歳以下）アジア・カップで18日、開催国カタールが1次リーグA組第2戦でヨルダンに2―1で勝ち、1試合を残して8強に一番乗りを果たした。 後半は防戦一方の展開だったが、終了間際のFKから劇的決勝点。B組の日本は勝ち上がると準々決勝でA組のチームと当たるため、アウェーの雰囲気の中でカタールと対戦する可能性がある。 決勝ゴールの場面ではVAR検証にやや時間がかかった。キッカーが蹴る直前、ゴール前の競り合いでファウルがあったようにも見えたが、結果は「反則なし」。多くのサポーターが詰め掛けたスタジアムに割れんばかりの歓声が響いた。 カタールは1992年バルセロナ以来、8大会ぶりの五輪を目指す。2022年にワールドカップを招き、今年初めにはフル代表のアジア杯を開催して頂点に立っている。若い世代の士気を高めたことは想像に難くなく、「五輪に出ることはとても重要だ」。ヨルダン戦で殊勲のゴールを挙げたマナイはそう力を込めた。 バーレ監督は準々決勝で当たるB組の動向をどうみているか。老練なポルトガル人指揮官は「自分たちのチームにフォーカスしている」と話して不敵に笑った。
