仮設オービスには要注意! 工事区間は速度制限にくわえて極狭ゾーンでドキドキ…ドイツ「アウトバーン」の実際の走り方とは?【みどり独乙通信】
思わずドキッ! オービスにご注意
常設と仮設を含めてドイツのアウトバーンには一定数のオービスが隠れていますので、いつも気を付けています。お恥ずかしながら、ほんのわずかとはいえ、速度超過をしてお手紙が後に自宅へ届いてがっかりした過去も。日常生活を節約して過ごしているというのに罰金に支払うお金があれば、どれだけ高級な食材が買えた? 素敵なレストランでコース料理を楽しめたかも? 我慢していたコートも買えたかも?……と、そんなことを考えながらアウトバーンを走ることにしています。 いつも通る区間は大体どこにオービスがあるのか覚えているのですが、初めて走る所にはどこに隠れているのか分からないのでドキドキしますよね。ドイツは日本のようにオービスを探知するアプリなどの使用は禁止されていて、警察に発見された場合は処罰の対象になります。 たまにあるトラップ的な仮設式のオービスは、たとえば長い速度制限解除区間からいきなり120km/h規制の表示が出たと思えば、その後すぐに100km/hになっているような箇所に設置されることもあります。160km/h前後で気持ちよく走っていたのに、いきなり120km/hになって強いブレーキを踏みたくないので、軽くブレーキを踏んで転がしながら減速しようと思っている時にパシャ! っと光った経験もあります。幸いにも超過速度が低くて警察からお手紙は届きませんでしたが、真っ暗闇で大きく光るオービスは心臓に悪いですね(ドイツのアウトバーンにはほとんど街灯がないので夜は真っ暗)。 一度このように光ってからは、ミラーをすぐに見て、後続車がないか確認したうえでブレーキをしっかり踏んで減速することにしています。ちなみに光った場所はニュルブルクリンクからの帰り道で、ホッケンハイムリンクの手前。レース関係者の間でも有名なポイントです。そのオービスがいつも置いてあるか分かりませんが、つねに用心しています。
池ノ内みどり
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