おいしく出来ますように 和田小の全校児童が茶摘み体験【長野県飯田市】
長野県飯田市和田小学校の全校児童15人は16日、恒例の茶摘みを同校近くの畑で行った。地域住民や保護者も参加し、みずみずしい新芽を丁寧に摘んでいった。 学校北側にある1ヘクタールほどの畑で毎年栽培し、周辺住民の協力を得ながら収穫を行ってる。例年の収穫量は60~70キロほど。子どもたちが計量・袋詰めして販売する「わだっ子」は好評で、昨年は地域イベントのほか交流のある郁文館グローバル高校(東京都)の文化祭でも販売した。茶についてさらに学びを深めようと、本年度は初めて児童が一部の製茶に挑戦する。 6年生は下級生に向けて、新芽から1本の芯と3つの葉を摘む「一芯三葉」の手法を心がけるようアドバイス。1~5年生は元気よく返事をして、全員で作業に取りかかった。雨天のため30分ほどで中断したものの、子どもたちは手際よく茶葉を摘んでいった。 3年の児童は「他の葉っぱを取らないように気をつけた」、6年の児童は「小さい子どもがおいしく飲めるような甘さもあるお茶になってほしい」と話していた。