大阪府の南河内地域では、16日、万博の閉幕後に再活用する予定の自動運転バスが、想定ルートの一部を走りました。 大阪府の太子町や河南町などの南河内地域では、これまで運行していた「金剛バス」が、去年、運転手不足や経営赤字などの理由から廃止となり、住民の移動手段の確保が課題となっています。 そのため大阪府は、万博で使用する自動運転バスを、閉幕後にこのエリアに再活用する計画で、地域の住民に理解を深めてもらおうと、想定ルートの一部を走る様子が披露されました。 【地元の子供】「楽しみ。めちゃくちゃ楽しみです」 【地元の人】「バスの本数がすごい減って困っていたのですごいうれしいです。すごいきれいなバスが」 【吉村知事】「運転手さんが不足する中で、いかに安全に地域の課題を解決するのかという、万博のレガシーを活かしていけたら」 地域の環境整備がまだ整っていないため、16日は手動で運転しましたが、大阪府は、2026年度から乗客を乗せた実証実験を行う計画だということです。