フラワーバレンタイン普及へ 沖永良部島 農業青年クラブが住民らに花束プレゼント
鹿児島県沖永良部島の若手農家らでつくる知名町農業青年クラブ(4Hクラブ)はバレンタインデーの14日、町内のスーパー前で買い物客に沖永良部島産の花束をプレゼントした。 海外では習慣となっている、バレンタインデーに大切な人へ花を贈る「フラワーバレンタイン」を広めようと2016年にスタート。島民に花の魅力を知ってもらい、花卉(かき)生産者の人口増加につなげたいとの思いも込めている。 花束はテッポウユリ、トルコギキョウ、グラジオラス、キクなどを使い、80束用意した。この日は会員と、日本航空(JAL)が農林水産省の交付金を受けて行っている農山漁村関わり創出事業参加者計15人が参加し、買い物を終えた女性に花束を手渡した。 花束を受け取った同町の40代女性は「子育てに追われ疲れている中、バレンタインデーも忘れていた。突然の花のプレゼントはうれしい」と喜んでいた。同クラブの穐田和磨会長(26)は「花を贈ることで、日常に笑顔を届けられたら」と話した。