兵庫知事選で公選法違反疑惑のPR会社、知事ら表彰の式典を「欠席」県側に意向伝える
兵庫県知事選で交流サイト(SNS)を使った広報戦略を提案したとするPR会社と、当選した斎藤元彦知事に公職選挙法違反(買収)の疑惑が浮上している問題で、PR会社の代表が、県知事らがワークライフバランスを推進する企業を表彰する式典を「欠席する」と県側に伝えていたことが26日、わかった。同社の代表が29日に式典に出席する予定になっていた。 【写真】兵庫県内のPR会社経営者が投稿した記事の一部 同社は、県雇用対策三者会議(連合兵庫会長、県経営者協会会長、県知事)が毎年表彰する「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」で、今月、今年度の15の表彰企業の1社に選ばれていた。 表彰企業の選定などに携わる外郭団体「公益財団法人県勤労福祉協会ひょうご仕事と生活センター」によると、一連の疑惑報道を受け式典出席の意向を同社に確認したところ、25日に、同社側から欠席の意向を伝えられたという。同センターは表彰企業の見直しなどについては「協議中」としている。