「ヤシガニはパワーがヤバい」「オオスズメバチは刺された瞬間にバチンッ!」…異才Youtuberが語る「危険で痛すぎる」生物ランキング
百戦錬磨の平坂氏は「ミツバチ」で死にかけていた…!
身体や食生活の特徴から、痛みや症状も様々な危険生物。中には、変わった症状を引き起こす生き物もいるようで……。 「スイミングスコーピオンという種類のサソリに刺された時は珍しい反応が出ました。中国南部や東南アジアではよく見られる種類のサソリですが、刺された瞬間のバチン!という衝撃は、スズメバチに近いです。ただ、刺されて30分~1時間経つと、感覚がおかしくなってくる。なんと「熱い」と「冷たい」の感じ方が逆転するのです。僕が刺された時は、氷の入ったドリンクのコップを持つと、『熱い!』となり、熱いスープの入った器で手を冷やすみたいな、おかしな行動をとっていました」 これだけ危うい経験をしてきた平坂氏。死に近づいたことはないのだろうか。 「今年の5月に蜂蜜を採りにネパールに行った時に、日本のミツバチとどのくらい痛みが違うか、刺されて確認しようと思いました。ご存じの通り、ミツバチの毒性は弱くて人間の命を脅かすほどではありません。でも、その油断が危険だった」 私たちが聞いたこともない生き物の名前が出てくるかと思いきや、ミツバチという馴染深い生き物で死にかけたという平坂氏。一体何があったのか。 「離れた場所からドローンで巣を撮影していたら、そのドローンに大量の蜂がついてきた。ドローンを手元に戻す時もモーターの音で蜂がいることがわからなかったんです。着陸させてもまだブーンという音がするので、『何の音だ?』と思ったら、蜂の大群に顔全体を刺されました。 10分するとアナフィラキシーショックのような症状が出て、めまいで立っていられなくなり嘔吐してしまいました。山奥だったので、ひとりだったらその場で動けなくなって死んでいたかもしれません。同伴者に助けられ、事なきを得ました」
私たちの身近にいる危険な生物を紹介
最後に、あらゆる危険を体験している平坂氏に、私たちが普通に生活する中で遭遇する可能性のある危険生物を聞いてみた。 「まずは、ヌカカです。分類上は蚊ではありませんが、蚊みたいな虫です。帽子のメッシュ部分からも入ってくるくらい小さいので、長袖長ズボンでも油断はできません。刺された時の痒みは大げさではなく地獄で、本当に眠れないレベルです。街にはほとんどいませんが、キャンプなどに行く時は注意が必要です。秘境のような山奥ではなく郊外の川くらいで遭遇します」 さらに、自然の多い場所へ出かけなくても、街中の公園や自宅の庭などで遭遇してしまう生き物についても教えてくれた。 「 ヨコヅナサシガメです。カメムシの仲間なので、捕まえるとやや匂いはします。肉食のカメムシで人間を刺すこともあって、ハチに刺されるくらい強い痛みがあります。割と大型で、カッコよくも見えるので、子供が捕まえて触っているうちに刺されるということもあったり、庭木の手入れをしていて刺されたという話も聞きますね。注意すべき身近な存在の生き物です」 まさに体を張って生き物の面白さと危険性を伝え続ける平坂氏。釈迦に説法であることは承知の上だが、くれぐれも気をつけたうえで、私たちにさらなる楽しさを伝え続けて欲しい。 ……・・
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