【高校サッカー選手権】暁星高等学校、延長戦の末に2-1で勝利 青山学院は健闘もあと一歩及ばず
第103回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選Aブロック2回戦が10月13日に各地で行われ、暁星高等学校が青山学院を延長戦の末に2-1で下した。 【フォトギャラリー】青山学院vs 暁星高等学校 最初にスコアを動かしたのは青山学院だった。開始直後の2分、FW13村田麟(2年)がゴール前のルーズボールを押し込み格上相手に先取点を挙げた。先制点を奪い勢いに乗る青山学院は11分には、MF6千明裕輝(3年)が強烈なミドルシュートを放ち暁星ゴールを脅かす。 試合開始早々にビハインドを負った暁星は26分、クロスボールが相手選手に当たってFW10荒井悟史(3年)の足元へ。この流れて来たボールをFW10荒井が振り抜くも、これは惜しくもGK正面。前半は、押し込む青山学院が1点をリードして折り返す。 後半に入ると、1点を追いかける暁星がボールを繋ぎながら押し込んでいく。56分、暁星はPAライン中央と絶好の位置で直接FKを獲得。しかし、キッカーMF3大沢奏太(3年)が放ったFKは、僅かにポストを逸れる。そんななか、暁星は直後の58分、MF7井上慎平(3年)のシュートが相手選手に当たってゴールに吸い込まれ、試合を振り出しに戻した。以降はスコアは動かず10分ハーフの延長戦へ。 94分、暁星はFW9稲津連太郎(3年)のPA内からのシュートは大きくバーを超える。そして迎えた100分に暁星がPKを獲得し、FW9稲津が死闘に終止符を打つ。キッカーのFW9稲津が一呼吸。そして蹴り込んだ一撃は、見事にゴールネットに突き刺さり、歓喜の咆哮。 延長戦を2-1で制した暁星が2回戦を突破した。一方、敗れた青山学院はTリーグ勢を相手に健闘するもあと一歩及ばなかった。 (文・写真=田原豊)