参加選手が車と衝突し死亡した「ツール・ド・北海道」 5回目の安全対策検討会、年内にも報告書取りまとめ 3月に今年の開催中止は決定
北海道放送(株)
参加選手が死亡した自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」について、安全対策を話し合う5回目の有識者会合が開かれ、選手やチームに対し危険なポイントをどう事前に周知させるかなどについて話し合われました。 この事故は、去年9月、北海道上富良野町で「ツール・ド・北海道」に参加していた大学4年生の五十嵐洸太(いからし・こうた)さん(当時21)が、反対車線を走る乗用車と衝突し死亡したものです。 12日、有識者による5回目の安全対策検討会が開かれ、チームや選手に対し、コース内にある危険なポイントをどう事前に周知させるかをテーマに話し合いが行われました。 安全対策検討会 武藤俊雄座長 「ピクトグラムを活用するとか、タイムラインに危険箇所を明示するとか、より確実に伝わる方法を工夫していく必要がある」 ツール・ド・北海道をめぐっては、運営する団体が3月の理事会で今年の開催の中止を決めています。 これまでの検討会では、交通量が少ない道路では両側を通行できるようにすることや、警備体制の強化などが話し合われてきました。 検討会は引き続き不定期で行われる予定で、運営団体とも協議を行いながら、年内までに検討会としての報告書を取りまとめるとしています。
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