テスラがサイバートラックをリコール、1日で2回-部品に不具合
(ブルームバーグ): 米テスラは、ピックアップトラック「サイバートラック」をリコール(無料の回収・修理)する。フロントガラスのワイパー部品と内装トリムの一部に不具合があり、トリムについては走行中に外れる恐れがあるという。
米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が25日、ウェブサイトに掲載した2つの報告書によれば、テスラはこれら2つの不具合によりサイバートラック1万1000台余りをリコールする。テスラの届け出によると、全体の2%に関してワイパーモーターに不具合がある恐れがあるほか、1%で一部トリムの交換ないし補修が必要になる可能性がある。
テスラは昨年11月にサイバートラックの納入を開始したが、それ以降、複数の問題に見舞われている。今年2月には幅広い車種を対象とした約220万台のリコールが実施されたが、同リコールにもサイバートラックは含まれていた。
原因はパネル表示の文字サイズ、テスラがEV220万台リコール
また4月には、約3900台のサイバートラックをリコール。アクセルペダルが外れて意図せぬ加速を招き、衝突リスクが高まる可能性があると、テスラは説明していた。
テスラ、「サイバートラック」約3900台をリコール-アクセルに不備
原題:Tesla Recalls Cybertrucks Twice in One Day to Fix Faulty Parts(抜粋)
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Craig Trudell