山田孝之、「一緒にいる時間がほしくて」現場近くにみんなが泊まれる宿借り過ごす 映画『十一人の賊軍』初日舞台あいさつ
俳優の山田孝之(41)と仲野太賀(31)が1日、東京都内で映画「十一人の賊軍」(白石和彌監督)の初日舞台あいさつに参加し、過酷だった撮影のエピソードを明かした。 映画は江戸幕府から明治政府への政権交代期に旧幕府軍と新政府軍が争った戊辰戦争を巡り、新発田藩での史実から着想を得て罪人たちが砦(とりで)を守る任に就く物語。イベントには賊軍の山田や岡山天音(30)、鞘師里保(26)、千原せいじ(54)、新政府軍参謀役の玉木宏(44)、新発田藩城代家老役の阿部サダヲ(54)らキャスト・監督総勢16人が一堂に会した。 山田や仲野、鞘師は白石組の撮影が「過酷だった」と口をそろえた。仲野は「雨にも負けず、風にも負けず、眠気にも負けず、体力勝負で一生懸命つくった作品」とアピールした。千原は仲野が雨中の撮影のため「びちょびちょ」になったハンバーガーを笑顔で食べていたことを明かした。 過酷な撮影の一方で、安らぎのひとときも。岡山は山田が現場近くにみんなが泊まれる宿を借り、撮影後に飲んだり話をしたと言い、「なかなか他の現場ではない」。賊軍のメンバーの士気を高めるためかと質問された山田は「さみしかった。少しでもみんなと一緒にいる時間がほしくて」と理由を語った。
中日スポーツ