[2025初売り] 注目車の攻め方&選び方:ホンダ フリード〈最新値引き&納期情報〉
価格は高くてもe:HEV車を選ぶのが鉄板の選択
最初に検討すべきはパワートレーンの選択だ。フリードの広いキャビンや荷室をコスパよく使いたいというユーザーならば、価格が35万円ほど安いガソリン車を選びたくなるだろうが、走りはそれなりでOKというユーザーであっても、e:HEV搭載のハイブリッド車を選ぶべき。 理由としては、ガソリン車とハイブリッド車の性能差が、先代以上に広がってしまったことが挙げられる。ハイブリッドシステムが一世代前の「i-DCD」から最新の「e:HEV」へ変更されたことで、その走りはまったく別物になっている。それこそ、すべての速度域で力強く、その違いは誰が走らせても実感できるほどだ。 ────────── 装備機能の充実ぶりが光るe:HEVエアEXが一番手 ────────── エアとクロスターの選び分けは、おもに内外装加飾とシート配置(5人乗り/6人乗り/7人乗り)によるもので、装備水準が近いエアEXとクロスターを比べると、おおよそ12万から16万円の価格差があるが、この差は、クロスター専用加飾(外装まわりやシート素材、アルミホイールなど)が価格アップの理由と考えていい。外観にこだわりがないならば、クロスターとエアEXは同格なので、e:HEVのエアEXの6人乗り仕様(304万7000円/FF)を選ぶのがいい。 ────────── レジャーシーンでも映えるクロスターは、価格に見合った好グレード ────────── ファミリーキャラのエアでは物足りないというならば、レジャーシーンでも馴染んでくれるe:HEVのクロスター(316万2500円~)もオススメのグレード。走破性に優れる4WD車を選択すると343万7500円(6人乗り/4WD)と、ミドルミニバンも視野に入る価格になってしまうが、シートまわりの質感も良く、価格アップに見合ったグレードなのは間違いない。 ────────── 実用性重視ならばe:HEVエアがオススメ ────────── フリード本来の実用ミニバンをコスパ良くというならば、e:HEVエア(285万7800円/FF)もセカンドベスト。ひとつ上のエアEXやクロスターに比べると、後方警戒機能のBSM/シートヒーター/リヤクーラーなどが省かれてしまうが、ホンダセンシングの優れた安全運転機能や、広々としたキャビンと荷室、多彩なシートアレンジ機能、e:HEVがもたらすゆとり十分の動力性能は、このグレードでも十分に楽しむことができる。 ◆ルーフレールなどのSUV風の加飾がプラスされるクロスター。個性が際立つことで上手にエアとの差別化がされる。 ◆クロスターにはサードシートを省略し荷室を拡大した2列5名乗り仕様も用意される。3列シートにこだわらないなら、荷室の自由度が高い5名乗り仕様は狙い目。
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月刊自家用車編集部