『テイルズ オブ エクシリア』が発売された日。いのまたむつみ氏と藤島康介氏の両名が参加するシリーズ15周年記念タイトル!【今日は何の日?】
※本記事は、2023年9月8日にアップした記事を再編集したものです。 シリーズ15周年タイトルは“揺るぎなき信念のRPG” 【記事の画像(5枚)を見る】 いまから13年前の2011年(平成23年)9月8日は、プレイステーション3(PS3)用ソフト『テイルズ オブ エクシリア』が発売された日。 『テイルズ オブ』シリーズ15周年記念作品となる『テイルズ オブ エクシリア』は、これまでのシリーズでキャラクターデザインを務めた、いのまたむつみ氏と藤島康介氏の両名が参加している作品。オープニングテーマに浜崎あゆみさんを起用したことでも話題になりました。また、アニメムービーは新たにufotableが担当しています。 キャラクターのグラフィックはいままでのシリーズに比べて頭身が高くなり、臨場感が増したのも大きなポイント。実際にゲームをプレイすると、街の中で環境音が聞こえるなど細かい部分も作り込まれていて、そこも世界に没頭できるところでした。 ストーリーは四大精霊を従える精霊の女性ミラが王都のイル・ファン周辺で精霊が大量消滅したことを察知して軍の研究所に向かったところ、そこで医師を志す少年のジュードと出会って……というもの。 最初は人間をただの弱い存在だと思っていたミラ。そんな彼女が冒険の中で人の心を理解していく姿は必見。ラストでミラが人間の可能性をある人物に語るシーンは、この長い旅があったからこそ出てきた言葉だと思って、めちゃくちゃ感動しました。演じている沢城みゆきさんの芝居も最高です。 なお、本作はシリーズ初のダブル主人公になっており、ミラとジュードのどちらかを選んで物語を進めていくことになります。どちらを選んでも問題ありませんが、どちらかというとジュードは本筋の内容が描かれ、ミラはその裏側を描くような流れが多いので、いまからプレイする人はジュード編から遊んで、2周目でミラ編を進めるのがいいかなと思います。 『テイルズ オブ』シリーズと言えば個性的な仲間キャラクターも見逃せないポイントですが、本作はすぐに仲間を裏切るアルヴィンや、ティポというしゃべるぬいぐるみを抱えているエリーゼ、62歳の老執事であるローエン、おてんばで元気なジュードの幼なじみレイアと、とくに濃いメンバーが揃っていた印象です。個人的にはなにかと不憫なレイアがお気に入りでした。 ダブル主人公が特徴の本作ですが、バトルもふたりがペアになって戦うDR-LMBS(ダブルレイド・リニアモーションバトルシステム)が採用されていました。 ふたりがペアになる“リンクモード”では、ゲージを溜めると共鳴術技(リンクアーツ)という術技をくり出せるほか、リンク対象からサポートを受けることも可能でした。ジュードとリンクするとHPや戦闘不能を回復してくれたりと、それぞれ固有のサポートが存在するので組み合わせも重要でしたね。 2012年11月1日には本作の1年後を舞台にした続編『テイルズ オブ エクシリア2』が発売されました。『2』はかなり重いストーリーで胸が締め付けられるような痛々しい展開もありますが、成長した仲間たちの姿は必見ですし、新キャラクターもみんな魅力的なので、ぜひセットでプレイしてもらいたいです!