平均「手取り年収」関東は600万円に。関西はいくら?中央値も見る【年収の一覧表】
2024年1月も下旬に差し掛かりました。源泉徴収が届く時期となり、2023年1月から12月の給料や税金について、「よく頑張ったな」「もう少し稼げたら」などそれぞれ思うものがあったでしょう。 【年収の一覧表】関東・関西の年収は平均でいくら?手取りは関東で600万円! 「金融情報中央委員会」では、お金にまつわるデータや知恵を公開しています。 公式サイトでは、金融情報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」の結果が掲載。 こちらをもとに、関西と関東を中心に、平均の手取り年収や貯蓄割合などを紹介します。 お金について興味がある方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
関西の平均手取り年収と中央値はいくら?関東とも比較してみよう
会社からのお給料は、所得税、住民税、健康保険料や厚生年金保険料のような社会保険料などを差し引いたうえで支払われるのが一般的です。 これらの税金や保険料が差し引かれ、実際に社員の手元に渡る年収を「手取り年収」といいます。 関東と関西の手取り年収の平均と中央値は、どのような差があるのでしょうか。 金融情報中央委員会が発表した「年間手取り収入(税引後)」の結果をもとに、表を作成してみました。 ●全国の年収事情 ・手取り年収の平均:540万円 ・手取り年収の中央値:495万円 ●関東の年収事情 ・手取り年収の平均:600万円 ・手取り年収の中央値:500万円 ●関西(近畿)の年収事情 ・手取り年収の平均:528万円 ・手取り年収の中央値:450万円 平均手取り年収は関東の方が72万円、手取り年収の中央値は関東の方が50万円高いことがわかりました。
手取り年収の分布はどうなっているの?
それでは、関西と関東で手取り年収の分布に違いはあるのでしょうか? 以下の表に金融情報中央委員会が発表したデータをまとめたので、確認してみましょう。 ●全国の年収の分布 ・収入なし:3.6% ・300万円未満:17.5% ・300万~500万円未満:28.9% ・500万~750万円未満:28.3% ・750万~1000万円未満:11.2% ・1000万~1200万円未満:4.9% ・1200万円以上:5.5% ・無回答:0.0% ●関東の年収の分布 ・収入なし:3.1% ・300万円未満:14.2% ・300万~500万円未満:25.9% ・500万~750万円未満:28.5% ・750万~1000万円未満:13.4% ・1000万~1200万円未満:7.3% ・1200万円以上:7.4% ・無回答:0.1% ●関西の年収の分布 ・収入なし:3.3% ・300万円未満:19.0% ・300万~500万円未満:31.3% ・500万~750万円未満:26.8% ・750万~1000万円未満:9.9% ・1000万~1200万円未満:3.9% ・1200万円以上:5.8% ・無回答:0.0% 関東では手取り年収500万~750万円未満の28.5%、関西では手取り年収300万~500万円未満の31.3%が最も多く分布していることがわかりました。 手取り年収の金額の分布の違いが、平均手取り年収や中央値の違いにも影響しているのかもしれませんね。