<山口勝平>「らんま1/2」最終回は「やっぱり僕が演じたい」 早乙女乱馬役への思いを聞く JR上野駅でコラボも開始
「もちろん、お話をいただいたらやりますけれども、でもそれぐらい自分にとって『らんま1/2』は大切な作品。初めての名前のある役でもありましたし、早乙女乱馬がなかったら、たぶん今ここにはいないだろうっていうくらい、自分の中で大切なポジションにあるキャラクターなんです。だから、それぐらいの心意気、それくらいの気持ちで挑んでいます」
◇最終回は「やっぱり僕が演じたい」 未アニメ化エピソードにも意欲
今年、福岡から上京して40年。来年は還暦を迎える。今後について聞くと「これからもなんでもやっていきたい」と意欲を見せながら、こう答えた。
「乱馬を最終回まで演じるのが夢。(アニメでは原作の)最後までやり切れていないので、原作の最終回はやっぱり自分がやりたいという思いは強いです。そこまで頑張らなきゃ。最終回だけでなく、アニメ化していないたくさんの話があるので、それをやれたら、また新しい形で『らんま1/2』と向かい合えると思います。
また、(高橋)留美子先生の作品に関わっていく中で、いつか八宝菜のような役をやりたいという気持ちもあるんです。おじいちゃん役というか、年相応の役。そういった役にも幅を広げていけたら、もっと楽しくなるかな」
前回の放送では、原作が連載中だったこともあり、アニメは原作とは異なる最終回を迎えた。原作の最終回を含めたアニメ化にファンの期待も集まっている。
「最終回の放送には、僕も期待をしています。そのためには皆様の応援がないことにはアニメが続かないので、深夜帯ですけれども、放送をリアルタイムで見てもらえるとうれしいですね。Netflixでも独占配信してくださっているので、リアタイして、配信もぜひ見てください」
◇パンダつながりで上野駅とコラボ 放送前のシーンも放映
JR上野駅でのコラボもスタート。13番線にある全長100メートルの巨大プロジェクターでスペシャル映像を放映しているほか、10月27日までは上野広小路口ビジョンでも映像を放映していた(現在は終了)。フォトスポットが設置され、複数のビジュアルが掲出された。山口さんによる録り下ろしの構内アナウンスも聞くことができる。乱馬の父・玄馬が、水をかぶるとパンダになってしまうことから、“パンダの聖地”上野動物園の最寄り駅でもある同駅ならではのコラボだ。