【忘年会で食中毒】39人が下痢や嘔吐等の症状…患者10人から"ノロウイルス"を検出_札幌市中央区の居酒屋に営業停止命令…札幌市保健所
12月30日、札幌市は、中央区の飲食店「海鮮個室酒場 伊まり 大通駅前店」で、食中毒が発生したと発表しました。 札幌市保健所によりますと、12月20日に会社の宴会としてこの店を利用した3つの団体、48人のうち39人が下痢や嘔吐、発熱などの症状を訴え、そのうち検査した10人全員からノロウイルスが検出されました。
患者は21歳から67歳までの男女39人で、そのうち16人が通院しましたが、全員回復傾向にあるということです。 当日、この飲食店では、刺身や煮付け、寿司などが提供されていたということです。
札幌市保健所は食品衛生法に基づき、この飲食店に対し、12月30日から来年1月3日までの5日間、営業停止を命じ、再発防止のため、汚染された可能性のある食品の廃棄や作業場の消毒、従業員の健康確認などを指導しました。 札幌市によりますと、ノロウイルスは冬季に多く発生し、感染力が非常に強いため、食品の十分な加熱や手洗いなど、感染予防対策の徹底を呼びかけています。
UHB 北海道文化放送
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