最も人気なのは? J1リーグ観客数ランキング15位。わずか5000人の試合も…。記念のシーズンで集客は課題
明治安田J1リーグの2024シーズンは前半戦が終了した。昨季途中より新型コロナウイルスによる制限もなくなり、観客動員は2019年以前に戻りつつある。今回は、J1リーグクラブの今季のホーム観客動員数を集計し、1試合の平均入場者数をランキング形式で順位ごとに紹介する。(データは第19節終了時点)
15位:FC町田ゼルビア 本拠地:町田GIONスタジアム 収容可能人数:1万5320人 今季平均入場者数:1万2693人 J2からの昇格組であるFC町田ゼルビアは、クラブ史上初のJ1挑戦で首位を走っている。観客数は本拠地・町田GIONスタジアムの収容可能人数が1万5320人であるのに対して、1試合平均入場者数が1万2693人となっており、多くの観客が訪れている印象を受ける。しかし、集客の面では改善点もありそうだ。 町田はJ2で戦った昨季がクラブ史上最多の観客数で、1試合平均入場者数が7426人だった。J1で好調の今季は、それをはるかに上回っており、クラブ史上初の1万人超えを楽々と達成してしまいそうだ。 ただ、試合ごとの観客数をみてみると、ここまで1万人を割っている試合が4試合ある。特に第6節のサンフレッチェ広島戦は5240人と今季最低の動員数で、さみしいスタンドとなった。 平均を押し上げたのは、国立競技場で開催された第8節のヴィッセル神戸戦だ。この試合には3万9080人の観客が入っている。町田GIONスタジアムで開催された試合でここまでの平均以上に観客が入ったのは、開幕戦のガンバ大阪戦(1万3506人)のみという状況だ。 もちろん、クラブ史上最多の更新はほぼ間違いなく、町田は着実にファンを増やしている途中と言えるが、まだホームスタジアムが埋まらない試合もあり、もっと多くの観客を呼び込む余地がありそうだ。
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