中古車市場で「需要」が高く値段が「あまり変わらない」車ってある?
車の購入には新車だけではなく、中古車という選択肢もあります。しかし、中古車の場合は価格の変動が大きく、選ぶ際にも迷うでしょう。今回は、中古車の中でも価格があまり変わらなかったり、流通量が多かったりする車を紹介します。
値段があまり変わらない車を探してみた
今回は、中古車市場において需要が高く、値段があまり変わらない車を探してみました。 ■トヨタアルファード 2015年から販売されている3代目アルファードの中でも、Z(ハイブリッド車)の中古車価格を調べてみました。車両価格は2WDと4WDが含まれるものの、658万~1200万円(税込み、以下同様)と、高めの価格で取り扱いがあります。なお、アルファードの新車価格は2WDが620万円、E-Fourが642万円のため、中古車のほうが価格は高くなっています。 理由としては、新車が納車までに期間を要していることが挙げられるでしょう。社会情勢の悪化や半導体不足など、さまざまな要因が車の製造・販売に遅れをもたらしています。その結果、中古車で車を求める方が増えて、価格の高騰につながっていると考えられます。 ■ダイハツタントカスタム ハイタイトの軽自動車として知られるタントカスタムは、単身者からファミリー層まで、人気の車種です。中古車市場においても、流通量が多いという特徴があります。 なお今回は、タントカスタムRSで価格を確認しています。車の年式が2009年から2023年まで取り扱いがあり、走行距離もさまざまですが33万~210万円で購入可能です。なお、100万円以下のものは、走行距離が10万キロ近いものや、年式が古いなどの特徴が見られました。 タントカスタムのRSは、新車購入価格が2WDで187万円、4WDで199万1000円からになります。なお、2024年2月現在、ダイハツはすべての車種において出荷を停止しています。
値段があまり変わらない車の特徴
ここからは、値段があまり変わらない車の特徴を3つ紹介します。 ■希少価値が高い車 まずは、希少価値が高い車です。先ほど紹介したアルファードは、納車までの期間が長くかつ需要が高いため、希少価値が高まっています。またスポーツカーにおいても、希少価値が高い車は、年式を問わず価格が高い傾向があります。市場の需要に対して供給が少ない場合は、中古車でも値段が高くなるでしょう。 ■ロングセラーの車 ロングセラーの車も、年式問わず、一定の価格で販売されています。先ほど紹介したタントは、軽自動車の代表ともいわれる存在であり、長年多くのユーザーを獲得しています。ロングセラーかつ販売台数が多い車は、一定の需要が見込まれるため、それが価格にも反映されています。 ■海外でも人気の車 国産車は、海外においても人気があります。例えば、4年連続販売台数世界一のトヨタでは、プリウスやランドクルーザーなどは海外でも人気の車種です。販路が国内だけでなく海外にまで及ぶ車種は、一定の需要が見込まれるため、安定した価格になっています。