「何のための補欠?」「誰得?」体操・宮田笙子代表辞退も補欠繰り上がりなし 疑問の声も
日本体操協会は19日、パリ五輪女子代表の宮田笙子選手の代表辞退を発表。これに様々な意見が巻き起こっています。 【画像】当初のパリ五輪代表メンバー 体操団体チームは宮田笙子選手、岸里奈選手、岡村真選手、中村遥香選手、牛奥小羽選手の5人で構成され、合宿先のモナコには補欠として杉原愛子選手が帯同しています。 宮田選手に関する情報提供は15日。そこからわずか4日間で急転直下の代表辞退となりました。
■代表辞退も補欠繰り上がりなし…「誰も得しない」
18日に協会による聞き取りで、宮田選手自身も6月末から7月にかけてプライベートの場での1度の喫煙行為、同時期にナショナルトレーニングセンターのアスリートビレッジの居室内での飲酒行為を認めており、行動規範に反する行為として代表辞退となりました。 しかし協会によれば、「オリンピックのシステムとして、(選手変更の)期日は過ぎている」と話し、「その後の選手の入れ替えについては、選手の交代制度のシステムがあるが、病気やケガといったドクターの証明が必要なシステム。したがって今回の場合は適さないという判断」と補欠選手の繰り上がりは行われず。4人で戦わざるを得ない状況に。 当然20歳未満の飲酒・喫煙は法律で禁じられているため、宮田選手の行為は過ちというほかなく、「ダメなものはダメ」、「ルール破ったらアウトでしょ」など厳しい声も。一方で、補欠の繰り上がりがない状況が重なったことには「何のための補欠?」、「ただただ残念、誰も得しない」、「誰得?」という疑問の声も上がっています。