薮宏太、ミュージカル「tick, tick...BOOM!」でピアノに挑戦 覚え方は『ダンスの振り付けを覚える感じ』
ミュージカル「tick, tick...BOOM!」の公開ゲネプロ及び囲み取材が、10月6日に東京・シアタークリエで開催され、囲み取材にはHey! Say! JUMP・薮宏太、梅田彩佳、Aぇ! group・草間リチャード敬太が登壇した。 【写真】ミュージカル「tick, tick...BOOM!」で主演を務めるHey! Say! JUMP・薮宏太 ■「RENT」を生み出した作曲家の葛藤と成長を描く 本作は、ミュージカル「RENT」を生み出した作曲家、ジョナサン・ラーソンが作詞・作曲・脚本を手がけ、自身の下積み時代の経験をベースに、その葛藤と成長を描いたミュージカル作品。2001年のオフ・ブロードウェイでの上演を皮切りに、日本を含む各国で上演され、2021年には映画化もされた。作中では、1990年のアメリカ・ニューヨークを舞台に、ミュージカル作家として成功を夢見るジョンの物語が描かれる。ジョン役を薮、ジョンの恋人・スーザン役を梅田、ジョンの親友・マイケル役を草間が務める。 ■公開ゲネプロで感じた手応え 公開ゲネプロを終えた薮は「1回も捌けてないなって思いました。気付いたらシーンが目まぐるしく変わるので、集中力を持って望まなきゃいけないなと思っています」と振り返り、「ゲネプロを見に来てくれた関係者の方たちが、音楽が終わった後に歓声を上げてくれたり、笑い声もあったので、早くお客さんの前で演奏したり歌を届けたいなと思っています」と期待を込めた。 梅田は「自分が舞台に出ていないときは、袖で2人のことを見てパワーをもらいながら約2時間出来たと思うので、2人からパワーをもらいながら3人で頑張りたいなと思いました」と3人芝居への意気込みを語る。 草間は「初めて舞台上で全編通したので、稽古場でやっていたよりもすごく消耗するなって思いました。動いてる時のダイナミックさが違うのか分からないけど。照明とかいろいろ助けてもらえる部分があるので、そこに乗っけてもらいながら頑張れそうです。ゲネプロの感じを見たら本番いけそうって思いました」と手応えを感じた様子。 ■薮は小学生ぶりにピアノに挑戦 本作に臨む上で大変だったことを聞かれた薮は、「やっぱりピアノですね。ただピアノを弾くだけじゃなくて、(ジョンが)自分で書いた曲で、自分の気持ちとか感情から出てきた歌なんだっていうのを意識して出来るまでにすごく大変だった」と語る。 ピアノの経験については「幼稚園から小学校まではピアノ音楽教室にちょっと行ってたんですけど、そこから一切やってなかったので。久々にピアノを触ってめちゃめちゃ緊張しました」と言い、「譜面を読みながらピアノが弾けなくて。だからダンスの振り付けを覚える感じで」と独自の覚え方を明かした。 ■梅田と草間は役の数が多く苦戦 また、梅田と草間は演じる役も多く、「セリフがない役も入れたら10役くらいやっている気がします」と梅田は振り返り、「一瞬で(役が)変わるっていうのは今まで経験したことなかったので、すごく難しい」と話す。草間も「(演出に)『もっとニューヨーカーになって』『私が一番目立ってるでしょ?っていうふうにやって』っていうのをずっと言われてたので、そこを掴むのが難しかったです」と回顧した。 本作は、10月6日から31日まで東京・シアタークリエ、11月3・4日に愛知・東海市芸術劇場、11月7日から11日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演される。 ◆撮影・取材・文=水沢あすみ