路上屋台から一流ホテルまで 横浜のビアガーデン多彩に
いよいよ夏本番となり、続々とオープンするビアガーデン。その数は年々増え、どこに行けばいいかとまどうほどだ。横浜の都心臨海部で人気の会場の一部を紹介する。
地産地消野菜で女性客を意識
横浜駅周辺で今年注目を集めるのは、横浜高島屋屋上の「FARMERS’ BEER GARDEN」。これまでもビアガーデンの開催はあったものの、屋上での本格的な開催は初。その名の通り、農家の作り手の「顔」が見えることをテーマに、神奈川県産の野菜や野菜を使ったオリジナルカクテルなど、女性客も意識したメニューをそろえる。欧米の田舎の農家や市場をイメージした会場には撮影スポットも配置し、飲むだけではない、楽しみ方を演出する。
横浜駅から乗り換えることなく、かつ水辺の開放感を味わえるのが、毎年さまざまなテーマでフードメニューを用意する横浜ベイクォーターの「BAY SIDE BEER GARDEN」。今年は「世界の屋台料理」をキーワードに、シーズンごとに「アジア」「アメリカ」「ユーロ」各エリアを代表するソウルフードをを提供する。
温泉でさっぱりした後、海風に
横浜港を望む絶好の位置にあり、温泉に浸かったあとそのまま浴衣で楽しめるのが、横浜みなとみらい万葉倶楽部の恒例企画「ビアガーデン in ベイブリッジデッキ」。今年は牛タン&サイコロステーキの量り売りやフローズンマルガリータを用意し、週末はミュージシャンの生演奏も行う。オープンは8月5日から。 同じくみなとみらいの海を臨める位置には、屋外テラスのサマービアガーデンプランを用意するヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテルもある。
ビアガーデンの”町”
商店街のメインストリートを封鎖し、近隣数十店舗が出店する多彩な屋台フードやクラフトビールを提供する「吉田まちじゅうビアガーデン」は、毎年会場に設置された客席でビールを楽しむ人やバンド、ダンサーなどのさまざまなパフォーマーとオーディエンスで一際にぎわう。近年おしゃれなバーなどが次々出店し、夏以外にも何かにつけて路上ビアガーデンイベントが開催されるこの町は、酒好きには格好のスポットだ。次回は8月27日の開催。吉田町発のオリジナルモヒートを決める「モヒートコンテスト」も実施している。 このほかマリンタワーや山手の丘の上でも開催されているビアガーデン。商業施設には屋上をレンタルのBBQ会場として運用している場所もあり、世代や職場、友人などシーンに合わせて使い分けられそうだ。