「ぼっち旅していたら雑誌の表紙グラビアに」YouTuber・いけちゃん(27)が抱える将来の不安「婚期を逃してしまうんじゃないかと」
── 建築の勉強を始めてから、興味を持った建築物はありますか。 いけちゃん:最近、特によかったと思ったのは、アラブ首長国連邦にある『ルーヴル・アブダビ』(『ルーブル美術館』の別館)。ジャン・ヌーヴェルという建築家が設計しているのですが素晴らしかった。そのときの画像は、インスタグラムのサブアカウントのアイコンにしています。個人的には海外の建築のほうが幻想的でおもしろいと思うのですが、とてもひとりでは真似できないというか…。でも海外の建築を目指して、DIYで古民家改修を始めています。
■うつ病も大学受験の失敗も今につながっている ── いけちゃんさんにとって、人生の転機っていつだったと思いますか? いけちゃん:うつ病になって、大学受験の浪人をしたことが自分にとってはよかったのかもしれません。浪人というよりも、志望の大学に入学できなかったことですね。 ── それが奮起するきっかけになったということ? いけちゃん:そうですね。もし第一志望の大学に受かっていたら、普通にエリートコースを目指していたはず。絶対に今みたいなYouTuberになるタイプではなかったので。団体行動が苦手だったし、できるだけいい大学を出て大学院に行って、研究者になっていたと思います。研究職に就けたら、あまり人とはかかわらずにすむので。死ぬまでそれを突き通す予定でした(笑)。
── たしかに、保健室登校だった学生時代からYouTuberの今って、振り幅が大きいですよね。 いけちゃん:希望の大学に入れなくて落胆して、想定していた偏差値よりも低い学校に進学したところから、それまでとは全然違う道を選ぶようになった気がします。直感的にインフルエンサーがいいかもって思って、YouTubeを始めて。そのときどきの直感を信じて突き進んだ結果、今に至っています(笑)。 ── 最近はダブルワークや副業を持つことも推奨されていますが、実際にいくつもの肩書を持ついけちゃんさんは、今の状況をどうお考えですか。