25年4月には岡山市にも設置へ…公立夜間中学の必要性考えるシンポジウム【岡山】
岡山放送
義務教育を十分に受けられなかった人の学び直しの場となる公立の夜間中学が、2025年4月岡山県で初めて開設されるのを前に、夜間中学の必要性について考えるシンポジウムが、岡山市で開かれました。 このシンポジウムは、2025年4月、岡山市の岡山後楽館中学校に開設される県内初の夜間中学を広く知ってもらおうと、岡山東ロータリークラブが企画したものです。 パネルディスカッションには、自主夜間中学の運営者や企業の代表らが参加し、意見を交わしました。 パネリストからは、「国籍や家庭環境など学び直しが必要な人の背景は様々だが、それぞれを受け入れ尊重することが大切」。「学び直した後、社会参加しようと思う夢や希望が持てる環境作りが必要」などの意見がありました。 (岡山東ロータリークラブ 大西直規会長) 「社会で夜間中学問題を一人一人が理解をして広めていきたい。」 公立の夜間中学は、現在、全国31の自治体で53校設置されています。2025年4月には岡山市を含め新たに9つの自治体で設置される予定です。
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