メルセデス・ベンツCクラスにプラグインハイブリッド「C350e」がついに登場。新たな「スポーツ」グレードに期待大
Dセグメントの定番モデルとして高い人気を誇るCクラス
2023年12月20日、メルセデス・ベンツ日本はCクラスセダンにプラグインハイブリッドモデル「C350e スポーツ」を追加し、正規販売店で販売を開始した。現行5代目Cクラスセダン発表時から導入がアナウンスされていたプラグインハイブリッドが、いよいよラインナップに加わることになった。 【写真はこちら】モーター走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増してドライバーに知らせる「プレッシャポイント機能」を装備(全4枚) メルセデス・ベンツCクラスセダンは1982年に登場した「190クラス」を祖とするDセグメントサルーンで、Cクラスに改称されてから現行は5世代目となる。 2021年6月に、7年ぶりのフルモデルチェンジを果たして登場した現行Cクラスは、S クラス譲りの伸びやかなシルエットやを取り入れながら、扱いやすいボディサイズの中にCクラスらしいスポーティさも表現。 サポートの精度を高めた安全運転支援システム、直感的な操作設定が可能な縦型の大型センターディスプレイ、直感的な行先案内が可能なARナビゲーション、利便性が高い生体認証によるシートポジションの設定、後輪操舵システムといった、Sクラス譲りの新技術を多く採用したことも大きな話題となった。
2L直4ターボエンジンにプラグインハイブリッドシステムを搭載
今回そのCクラスセダンに追加設定された「C350e スポーツ」は、最高出力204ps(150kW)、最大トルク320Nmを発生する2L直列4気筒ターボエンジンに、容量が25.4kWhのリチウムイオンバッテリーと出力95kW、トルク440Nmの電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデル. モーターでの航続距離は110kmとたっぷりあるので、日常では電気自動車のように使用し、ロングドライブではガソリンエンジンで充電しながら走行するといった使い方もできる。 充電は急速充電器(CHAdeMO)、6kW(30A)交流普通充電に対応。また、車両を蓄電池として利用でき、車外へ電力を供給できる給電機能も持っている。 電気モーターのみでの最高速は140km/h。EV走行モードの際、これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならないというモーター走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増してドライバーに知らせる「プレッシャポイント機能」を備えている。