祖母が「もったいないから」と1週間に1回しか入浴しません…衛生的にもせめて週2回は入ってほしいのですが、水道光熱費はどれくらい違いますか?
お風呂に入る回数によって水道光熱費はどのくらい変わるのか?
以上を踏まえると、湯船にお湯をためた場合とシャワーのみの場合で、毎日、週2回、週1回の場合にかかる値段は表1のようになります。 表1
※筆者作成 ※1ヶ月を30日と仮定 表1より、入浴(湯船にお湯をためる場合)を週に1回から週2回に増やすと、1ヶ月で560円ほど、年間に換算すると約6700円の水道代とガス代が増えることが分かります。
お風呂の頻度が減ることでのリスクは?
お風呂に入らないことで衛生的に心配な方もいるでしょう。入浴の回数が少なくなることで考えられるリスクは、以下のものがあります。 ・皮膚疾患や感染症にかかるおそれがある ・入浴によってリラックス効果が得られず睡眠不足になるおそれがある ・血行不良で腰痛や肩こり、冷え性などの原因につながるおそれがある もしお風呂に入る際にかかる水道光熱費が気になる場合には、以下のような工夫でも節約効果が期待できます。 ・お湯の温度を下げて湯を張る ・追い炊きを減らす ・バスタブ内に水の入ったペットボトルを入れて水位を調整する ・気温の高い日や疲れがたまっている日にはシャワーで済ませる 入浴の回数を減らす以外にも、節約ができる方法はあります。ぜひ入浴の際に試してみてください。
入浴しないことで水道光熱費は減るが、入浴しないことによるリスクもある
毎日湯船にお湯をためて入る場合、月に約4230円の水道光とガス代がかかりますが、入浴回数が減ると週2回で約1128円、週1回で約564円と費用をおさえられます。また、シャワーのみで済ませることで1回あたり約30円の節約につながる可能性もあります。 世代によるお金の使い方の意識や、世帯の収入状況によって、入浴の回数を減らしたいという方もいるでしょう。しかし、節約になっていても入浴をしないことで健康に影響を与えてしまうのであれば逆効果です。 もし入浴による水道光熱費を減らしたいのであれば、お湯の温度を下げたり湯をかさ増ししたりする方法もあります。取り入れられそうな方法から試してみることをおすすめします。 出典 東京都水道局 手続き・料金 水道料金・下水道料金の計算方法(23区) 東京都水道局 くらしと水道 水の上手な使い方 東京ガス株式会社 ガス一般料金 料金表 東京地区等 大阪市 ええことづくめ!お風呂の健康効果とおすすめの入浴法 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部