（写真：南日本新聞社）

　１３日午前８時４０分ごろ、鹿児島県指宿市東方、無職女性（９５）が自宅の室内で血を流して倒れているのが見つかった。指宿署によると、娘が１１０番し、駆け付けた救急隊がその場で死亡を確認した。事件と事故の両面で捜査している。 　指宿消防署によると、女性はベッドにあおむけに横たわり、首まで布団をかぶっていた。額には複数の切り傷があった。死因との関連は不明。 　指宿署は、出血していた部位や現場の状況、家族構成などについて「捜査に支障がある」として明らかにしていない。近く司法解剖して死因を調べる。 　近隣住民や複数の関係者によると、女性は９０代の夫と暮らし、娘が両親を介護をしていた。前日には、夫婦そろって近くのデイサービスを利用していたという。 　現場は魚見小学校の近くで、住宅と畑が点在する。近くの男性は「夫婦は仲が良く、娘さんも熱心に介護をしていた」と話した。