【東京都知事選2024】記者が見る今後のポイントとは?
MC伊藤由佳莉「立憲民主党では選考委員会も開いて複数の候補が挙がっていた中で蓮舫さんに決められたのは、選挙に勝てる人として選ばれたポイントがあるんですか?」 8年前の小池都知事の立候補時を始め、都知事選の度に名前が挙がる蓮舫氏。ゲストの両名は、蓮舫氏が立憲民主党の切り札であり、キラーコンテンツだと口をそろえます。 水内氏「確実に勝てそうな時を狙ってきているのかな」 今野氏は、次回の衆議院議員選挙から、東京都の選挙区が増えることを指摘。(23区で4増、市町村で1増)仮に都知事選で蓮舫氏が敗れたとしても、くら替えで衆院選に出馬できるという保険があるとコメントします。 今野氏「でも、記者会見では自民党の批判に終始し、公約は『今度考えます』でまったく出てこなかった。水内さんがっかりしたのはそれは確かにその通り」 水内氏は待機児童対策や学校給食無償化など、「7つのゼロ」に代表される小池都政の成果にも着目します。 水内氏「蓮舫さんのXでは『いい政策は引き継ぐ』という発言がありながら、ちょっとレッテル貼りしすぎている部分もあるのではないか」 今野氏「東京都は財政があるからできるというところもあるんだけど」 MC伊藤「蓮舫さんというと、追及する場面が印象深いのですが、取材では」 蓮舫氏と直接やり取りをする機会がある水内氏は、「蓮舫さんにショートメールを打つとすぐ帰ってくるのよ」と、蓮舫氏の少し違う側面を紹介します。 今野氏「野党の論客だからこそ、舌鋒鋭いところがどうしても切り取られちゃうからね」 今野氏は、蓮舫氏が国籍問題などに対しても、自民党の議員ともコミュニケーションを取って活動しているという姿を紹介しました。
小池さんはいつ立候補を表明する?自民党との付き合い方は
対して、受けて立つ小池知事。立候補表明を噂された5月29日開催の東京都議会定例会では、立候補を明言しませんでした。後からの立候補が有利といわれる都知事選。小池都知事にはどういう戦略が想定されるでしょう。 水内氏は「蓮舫氏の出馬を見て、立て直そうという気持ちがあるのでは」と推察します。 ゲストの両名は、小池氏と自民党の距離感の難しさを指摘します。 今野氏「裏金問題や不記載の問題で自民党が叩かれ、やる選挙、連戦連敗ですから。岸田総理の地元、広島県府中町長選挙でも自民党推薦候補(川上氏:自民、公明、連合広島、前町長が推薦)が負けてましたからね」 水内氏は、自民党の組織票と、都議会では国政以上に自民党に協力する公明党の組織票にはメリットがあると指摘します。 水内氏「自民党にステルスで応援してもらう環境をどう作るか」 今野氏「都知事選は現職が負けたことがないんですよ、一度たりとも」 MC伊藤「小池知事にとって負けられない戦いと」