【東京都知事選2024】記者が見る今後のポイントとは?
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年5月31日に公開された動画のテーマは「七夕首都決戦!東京都知事選続々立候補」。 現役政治部記者コンビとしておなじみの朝日新聞・今野忍氏と産経新聞・水内茂幸氏が約1ヵ月ぶりに登場。5月27日に東京都知事選に出馬表明した蓮舫氏と現職の小池都知事を中心に、人となりやエピソードを紹介します! 【このトピックのポイント】 ・蓮舫氏「小池都政をリセット」発言に水内氏が憤慨? ・現職が負けたことのない都知事選。小池都知事の立候補は? ・「現職の負けなし」「一番最後に出た候補が勝つ」都知事選の構図とは
蓮舫氏「小池都政をリセット」発言に対し、ゲストの両氏は……
蓮舫氏の出馬会見を聞いた水内氏は「話も聞かないうちにって蓮舫さんに怒られるかもしれないけど……素朴に聞いた感想ではがっかりした」と切り出します。 水内茂幸氏「裏金議員、政治とカネの自民党を絶対に許さないというなら東京都知事じゃなくて、国会でがんばればいいのに。9月の立憲民主党の代表選で代表になって、自民党を追い落とすために頑張ってればいいじゃないか。都政とどう関係あるんだろう」 水内氏は、小池都知事が自民党の支援を受け共闘しているようだから、それを負かすというロジックなのだろうが、首長として、都民の暮らしの前に出すロジックではないと憤慨します。 今野氏も、記者会見の第一声で裏金議員の指摘を行ったことに違和感があると述べます。しかも、 今野忍氏「無所属で出馬する、反自民、非小池都政の姿勢という会見場所が立憲民主党の本部。その中で無所属、無所属と言われても……」 出馬会見の翌日、共産党の小池晃さんらと会合。共産党も全力支援するという声があったことも紹介。 水内氏は、野党キャップ時代にインタビューした時、蓮舫氏が「私はバリバリ保守よ」との発言があったと暴露。「なんで共産党かよ、という素朴な疑問」とコメントします。 蓮舫氏が都知事選立候補を表明したのが5月27日。前日の目黒区の都議補選で小池都知事が応援した候補が敗れ、静岡県知事選で自民候補が敗れたことが原因と言われます。さらにさかのぼれば4月の衆院3補選で不戦敗を含め、自民党が立憲民主党の候補に全敗したことも。 しかし今野氏は、選挙直前の金曜日には、幹事長や選対委員長との調整が進んでいるという話があったらしいとの情報を明かします。 今野氏「目黒で決めたというのは決定打であって。じゃないと選挙結果が日曜日に出て、月曜に記者会見できないですよ」 水内氏「3補選の時だって、東京15区の出口調査とか見ると、無党派層で維新に行くような票が、けっこう立憲の酒井さんに流れていた部分がありますよね。無党派層を呼び込める勝算もあるのかなという感じ」 立憲民主党では、都知事選に関して情勢調査も内々に行っていた数字を踏まえ、自信を持っているという話もあるそうです。