ラグビー【関東大学リーグ戦】東洋大がまた金星! 6連覇中の東海大撃破し3位に浮上。福永監督は「気持ちが入っていた」。
関東大学リーグ戦で東洋大がまた大仕事をやってのけた。群馬県の森エンジニアリング桐生スタジアムでおこなわれたこの秋4戦目で、29季ぶりの1部復帰初戦で大金星を挙げた2年前に続いて東海大を撃破。リーグ6連覇中の実力者から33-26で白星を挙げ、勝ち点を17に伸ばして3位に浮上した。 開始10分にノータッチキックから東海大FBコンラッド・セブンスターのカウンターランで先制トライを許した東洋大だったが、ここからがたくましかった。19分、LOジュアン・ウーストハイゼンのオフロードからこの日攻守に大活躍のCTBアダム・タマティが抜け出し7-7に追いつくと、28分にはラインアウトモールを押しきって勝ち越し。さらに39分にもテンポよく攻撃を継続してキャプテンのPR笠巻晴太がゴールラインを越え、21-7とリードを広げる。 前半終了間際に東海大にトライを返されたものの、後半に入っても東洋大の勢いは衰えなかった。気迫みなぎるタックルで東海大のアタックを寸断し、再三ペナルティを獲得。そして10分、ラインアウト起点の連続攻撃からNO8栗原大地が防御の穴を突破し、インゴール中央に押さえる。 17分にはまたも相手の反則に乗じてレッドゾーンへ攻め入り、ラインアウトモールからHO小泉柊人が2本目のトライをマーク。これでスコアは33-14まで広がった。 東海大もここで意地を見せ、24分、30分と立て続けにトライを返してワンチャンスで追いつける点差まで詰め寄ったが、東洋大の集中力と闘志は衰えない。終盤の自陣22㍍戦内のディフェンス機も渾身のディフェンスでしのぎきり、7点のリードを守り抜いてフルタイムを迎えた。 試合後、選手たちを迎えた東洋大の福永昇三監督は「この2週間、集中力高くいい準備ができていましたし、練習中からいい言葉がたくさん出ていた。気持ちが入っていましたね」と感無量の表情。PR笠巻キャプテンは「人任せにせず、一人ひとりがどれだけできるかが勝敗につながるという話をしていました。体を張り続けてくれたみんなに感謝しかないです」とチームメイトの奮闘に胸を張った。 <次戦日程> ・10月27日(日)東洋大vs関東学大@セオリナハウスフィールド三郷 ・10月27日(日)東海大vs大東大@セオリナハウスフィールド三郷