名将ジョルジェ・ジェズスの下でアル・ヒラル怒涛の《公式戦24連勝》 ミトロビッチ、マウコムらアジア最強集団止まらない
世界記録更新の可能性も見えてきた
サウジアラビアの国内リーグ首位を快走するアル・ヒラルの勢いが止まらない。今月はACL決勝トーナメント1回戦でイランのセパハンを2戦合計6-2で圧倒するなど、現在のアジアではNo.1に近い力を備えたチームだ。 26日には国内リーグ第21節でアル・イテファクを2-0で撃破しているが、これでアル・ヒラルは脅威となる公式戦24連勝となった。これが始まったのは昨年9月のアル・ジャバライン戦からで、アル・ヒラルはそこから勝ち続けている。 『ESPN』によると、クラブ最長連勝記録はウェールズのザ・ニュー・セインツFCが保持する27連勝だという。それに続くのは、オランダの名門アヤックスが記録した1971-72シーズンの26連勝で、今季のアル・ヒラルにはこの記録を更新するチャンスがある。 セルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチ、MFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ、ブラジル人FWマウコム、ポルトガル代表MFルベン・ネヴェス、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリら欧州で活躍してきたスター選手たちはもちろん、チームを指揮する69歳の名将ジョルジェ・ジェズスの手腕も見逃せない。 ジェズスは2018年から1年間アル・ヒラルの指揮官を務めていた時期があり、2023年にもう一度アル・ヒラルに戻ってきた。その間にはブラジルのフラメンゴで国内リーグ、リベルタドーレス制覇も成し遂げていて、監督キャリアの中で勝ち取ったタイトルは多い。 ポルトガルでは名門ベンフィカを指揮してリーグを3度制しており、ヨーロッパリーグで決勝へ進んだこともある。スポルティングCP、トルコのフェネルバフチェなど、経歴は豪華だ。 ジェズスの下で安定しているアル・ヒラルは前人未到の28連勝を達成するのか。次節はカリム・ベンゼマやファビーニョのいるアル・イテハドが相手だが、今のアル・ヒラルを止められるチームはアジア全体を探してもほとんどいないだろう。
構成/ザ・ワールド編集部