町田・原FDが広島の“タオル水かけ問題”でJリーグへ要望書などを提出 武器のロングスローの飛距離出ず実害 広島の行為に「ビックリが本音」
J1町田の原靖フットボールダイレクター(56)が2日、報道陣に対応し、9月28日の明治安田J1第32節・広島戦(Eピース)において、町田がロングスロー用に設置したタオルについて広島側が撤去や水をかけるなどの行為をしたことに関し、Jリーグへ「要望書」および「伺い書」を書面で提出したことを明かした。 【写真】黒田監督 鬼の表情!濡れたタオルに怒り心頭 原FDは「月曜日(30日)にJリーグへ要望書とお伺い書を出した。相手チームが設置した備品に対して手をかけるという行為を制限してほしいというか、全クラブに注意をしていただけませんかと。もう1つは広島さんがあの行為に対してどのような見解をお持ちなのか問うてほしいということ」と説明した。 「要望書」ではチームが設置した備品に対し、無断で撤去および水をかけるなどの事象について全クラブへの注意喚起を求めるもの。「伺い書」は自チームの選手の行為についてクラブ側の見解をJリーグが広島側への確認を求めたものだ。 これまでも、設置したタオルが相手クラブ関係者に撤去されるなどの事象はあったが、今回はタオルに水をかけるという行為と、実際にプレーの中でぬれているタオルで拭いたことでボールが滑り、ロングスローの飛距離が出なかったなど実害が出たため、Jリーグへの書面提出という行動を取ったという。 原FDはタオルに水をかけたのは複数の選手およびスタッフだったとして「事象については画像や動画があったので、添付の上でお伺いを立てている」とし、広島に対しては「森保監督やミシャ(ペトロビッチ現札幌監督)さんを始めとした人材を輩出し、われわれも勉強すべき伝統的な規範となるクラブだが、僕の方も広島さんでさえこうなるのかという感じでビックリしたというのが本音」と正直な心境を語った。 あらためてタオルの設置位置に関しては控え選手のトレーニングエリア、レフェリーや選手の走路となる場所、テクニカルボックスなどは外れていると主張。その上で「邪魔ならば邪魔で、マッチコミッショナーや運営スタッフに言って撤去させてくれと。そう言われればどけるかもしれないし、位置を変えるかもわからない」と正当な手順での抗議を求めた。