リカルド「入賞圏外では意味がない。チームの指示もなかった」チームオーダー不発も角田裕毅にP13を返さず…その理由を説明|F1
2024年開幕戦バーレーンGP決勝を終え、ダニエル・リカルドがレースを振り返っている。 ●【F1™|ハイライト】今年も強い!王者フェルスタッペンが盤石の走りで圧勝!|F1™2024開幕戦 ガルフ・エア・バーレーンGP 決勝|2024 このレースでは昨季の上位5チーム10人がそのままトップ10で入賞し、11位からはチョウ・グァンユ、ケビン・マグヌッセン、リカルド、角田裕毅とトレイン状態でのフィニッシュとなった。リカルドは13位、角田は14位というリザルトになっている。 このレースでは序盤から終盤まで角田はリカルドの前にいたものの、タイヤ交換の度にライバルチームにアンダーカットを許し、ポジションを下げてしまう。ハードの第3スティントではマグヌッセンを追いかけてDRS圏内まで詰めたが、後方からソフトタイヤを装着したリカルドがいいペースで上ってきた。 チームはここで角田に対して「ダニエルとポジションをスワップしよう」とチームオーダーを指示。角田は「今?冗談でしょ?」と不満をあらわに。 前に出たリカルドは15周以上走ってきたソフトタイヤの劣化もあり、このあとマグヌッセンを抜くことができず。フィニッシュの前にすぐ後ろにいる角田にポジションを戻すこともなく、リカルドP13、角田P14という結果でチェッカーを受けた。 レース後“フィニッシュ前に角田にポジションを返す選択肢はなかったのか”と質問を受けたリカルドは、こう返答している。 「我々がポイント圏内にいた場合はそうするかもしれない。でも最終的には13位と14位だったからね」 「その順位を気にしているかどうかは分からないが、僕は気にしていない。チーム側がゴールラインの前にポジションを戻してと指示があったら僕はそうしていただろう」 「入賞圏内にいなかった。ポイントを手にできない状況での順位は意味がない。そんなこと誰が気にするんだろう」 「これは24レースあるうちの1レースにすぎない。確かに、今日は少し衝突もあったけれど、これで今季の雰囲気が決定されるようなことは望んでいないしね」 「今からブリーフィングでそのことについて話すことになると思う。そしてできれば彼が冷静になって“1周早く譲るべきだった”と言えるようだったらいいね」