<監察医 朝顔>上野樹里“朝顔”の儀式に心打たれる…‘25年新春SPも話題、遺体の“生きた証”を探す父娘の感動作
2019年7月期の“月9”枠で放送された上野樹里主演ドラマ「監察医 朝顔」(フジテレビ系)がこの冬、FOD・TVerで開催中の「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」で順次無料公開され注目を集めている。2025年1月3日(金)にSPドラマ「監察医 朝顔2025新春スペシャル」が控える今、真摯な思いあふれる同作に、視聴者から「1話から泣ける」の声が上がっている。(以下、第1話のネタバレがあります) 【画像】ボッテガ・ヴェネタのミニスカートに身を包む2024年の上野樹里 ■法医学者の娘とベテラン刑事の父が真実の解明に挑む 「監察医 朝顔」は作・香川まさひと、画・木村直巳、監修・佐藤喜宣の同名漫画を原作に、上野が「のだめカンタービレ」(2006年)以来13年ぶりに月9主演したヒューマンドラマ。設定をアレンジし、母が東日本大震災の津波に巻き込まれて行方不明となったままの法医学者・朝顔(上野)と、彼女の父でベテラン刑事の平(時任三郎)がタッグを組んで、遺体の謎を解き明かしていく物語として描かれている。2019年に第1シーズンを、2020年に2クール連続で第2シーズンを放送。2021年1月と2022年9月にはスペシャルドラマも作られた人気作だ。 現在、順次無料公開されているのはその第1シリーズ、朝顔と平がタッグを組んで事件を捜査する最初のエピソード。1か月間無料配信される第1話では平が野毛山署強行犯係に異動して初めての検死事案、12月27日(金)まで無料配信中の第2話では、真夏の繁華街の裏路地で凍死した男性の事案が描かれる。それらを朝顔と平、平の部下で朝顔の恋人でもある新米刑事・桑原真也(風間俊介)らが解き明かしていく。 ■「教えてください」朝顔が行う“儀式” 第1話では、倉庫で溺死状態で見つかった女性の解剖が行われた。朝いつも通り小学生の娘を送ったあと、彼女の身に何が起こり、なぜ亡くならねばならなかったのか。それを誠実に追い求める朝顔の思いと目線が、静かなトーンで描かれていく。 自らの母の行方が分からないからこそ、遺体と真摯に向き合う朝顔を、上野が丁寧に演じている。遺体を解剖する前には全員で黙とうし、朝顔は遺体に触れながら「教えてください。お願いします」と語り掛ける。その姿はまるで一つの儀式のようだ。そして、小さな傷一つが伝えようとしている真実を掴もうと、遺体発見現場にも足を運ぶ。そんな朝顔の、静かで落ち着いた、それでいて真心のこもった一挙一動に見入ってしまう。 朝顔は、突然母親を亡くしてしまった小学生の娘のケアにも心を砕く。“突然母を失った”、それは、朝顔も同じだ。第1話ラストで語られる、朝顔と母の“あの日”のできごと。突然なくなってしまった当たり前で幸せな日常と、それから8年が経ってもまだ心に深い傷を抱える朝顔の姿に第1話から胸締め付けられる。 1月3日に放送される「監察医 朝顔2025新春スぺシャル」では朝顔と平、父娘の別れが描かれるという。ふたりの始まりの物語である第1シーズン初回エピソードには、視聴者からも「この親子が好きすぎる」「1話から泣けてしょうがない」の声も…。2人が紡ぐ再生の物語に、改めて多くの視聴者の関心が注がれている。