OneDriveが“勝手に同期”仕様変更に相次ぐ懸念「メチャクチャに」翻弄されるユーザーも…実際に検証してみた
OneDriveを無効化するときに注意したいこと
そのため、もしバックアップによる勝手なフォルダ同期をされたくない場合、セットアップの終了直後、素早く「Microsoft OneDrive」というソフトを設定画面からアンインストールしよう。そうすれば以降は何もOneDriveのトラブルは発生しなくなる。 また、ここで注目したいのが同期されたデータの取り扱い。データは自分のパソコン内とOneDriveサーバー内の2箇所に保存されているが、原本とされるのは後者のサーバーだという。そのため、もし「勝手に同期された!いらない!」とパソコン内を消してしまうと、その変更がOneDriveのサーバーにも反映され「消えてしまった」事になりかねない。 このややこしさについて、Xでは混乱したと振り返る投稿が多数見受けられた。もしデータが欠落してしまった場合、その多くはOneDrive本体の「ゴミ箱」フォルダに入っている可能性があるといい落ち着いて取り戻そう。もしバックアップをOFFにしたい場合は、一度タスクトレイにあるOneDriveアイコンをクリックし機能を無効化、そのあとにOneDriveをアンインストールすれば問題は起こらない。 OneDriveを使わないならそもそもMicrosoftアカウントを紐付けなければいいのだが、Windows 11ではセットアップ時にログイン or アカウント作成をしないと次に進めない。前述のようにセットアップ後に削除すれば問題ないが、翻弄されたくない方は「ローカルアカウントで強制続行」する裏技を試してみるのも有用だ。 セットアップが始まったらすぐに「Shift+F10」→コマンドプロンプトで「oobe¥BypassNRO.cmd」と入力→再起動が行われる→Wi-Fi設定で「スキップ」を選択→ローカルアカウントを作成できる。 注:OneDrive利用中の場合、「デスクトップ」「ドキュメント」などの各フォルダは「/c/Users/ユーザー名/OneDrive」の中に配置されるが、OneDrive削除後は通常のフォルダ構成に戻る。削除のフォルダは残ったままになるが、念の為個人でバックアップを取っても良い。 注:7月10日に実施した内容をもとに紹介しています。環境によって差異がある可能性があります。
編集部テクノロジー情報班