【オートレース】森且行、ダービー初日は5着「さあ、どうしましょうか」~川口SG日本選手権
4年ぶりに味わう日本一決定戦のファーストランは、5着のほろ苦ゴールだった。 オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は30日、埼玉県川口オートレース場で開催中のSG「第56回日本選手権オートレース」初日・第6R「予選」に出走。8車立て、0メートルオープンの7枠から5番手発進でレースを進めたが、伸びそうで伸び切れない足色で、結局は最後のゴール線までそのままのポジションで初戦を走り終えた。「う~ん、エンジンがダメなのかなあ。何かタイヤに来て流れちゃうんだ。試走も滑っていないのに(3秒)34しか出なかったしね。抜けそうで抜けなかったし、さあ、どうしましょうか。手前が弱くて止まり過ぎなんだよ。参りましたね~」 今シリーズは予選ポイントの積み上げで5日目・9~12R「準決勝戦」への進出メンバーが決定する。ベスト32入りを果たすためには、大敗は許されない。「5着かあ。できれば3着までには行きたかったなあ。とりあえずセットを続けます」 今年で56回を数える伝統と格調高き大会は、すべての番組がハンデ差なしの0メートル横並びのオープン戦で行われる。いつも以上に枠の内外が勝敗を分ける大きなファクターとなるが、森に追い風は吹いている。2日目の抽選番号は全96人の中で24番目。3日目は19番目、4日目は27番目。残り3戦の予選ラウンドは、連日内目の好枠が配される抽選番号である。「おっ、それはいいね!(すごくうれしそうな表情で)。で、(5日目の)準決勝戦は何番? キュ~ジュ~サン!? 93番なんですかあ!? これ、ダメなパターンじゃん(苦笑い)」 2日目・31日は第2R(午前11時33分発走予定)、8車立ての2枠に決まった。 ひとまずセミファイナルの枠番は置いておいて、まずは好枠を生かしまくって、予選突破を。本人もファンも強く願っている。
報知新聞社