さいたま市“強盗予備事件” 実行役の男、起訴内容を否認
関東で相次いだ”闇バイト”による強盗などの事件のうち今年8月、埼玉県さいたま市で起きた強盗予備事件について実行役だった男の初公判が行われ男は起訴内容を否認し弁護側が無罪を主張しました。 起訴状によりますと会社員の熱田和樹被告(33)は今年8月31日、3人の仲間とともにさいたま市の駐車場で拾ったレンガを持ったまま、さいたま市の民家に向かい強盗をしようとした強盗予備の罪に問われています。 19日、さいたま地裁で熱田被告の初公判が行われ熱田被告は「強盗目的というのは否認します」と起訴内容を否認しました。 その上で弁護側は「被告は強盗行為から逃れようと機会をうかがい民家につく前に引き返していて共犯者も止めようとしている」などとした上で闇バイトから引き返した人を処罰すべきではないと無罪を主張しました。 一方、検察側は冒頭陳述などで「金銭に窮してX(旧ツイッター)で高収入と調べた」「指示役『コヤマユタカ』などからシグナルを通じて民家の住所を送られるなど強盗の指示を受けた」などとしたうえで強盗の認識を持って「駐車場でレンガを拾い民家に向かったが途中でやめた」などと指摘しました。 次回の裁判は1月9日で被告人質問が行われる予定です。