AZMを攻める白川未奈(左)とトニー・ストーム

　米AEWの前世界女子王者〝タイムレス〟トニー・ストーム（28）が、古巣のスターダムマットで格の違いを見せつけた。 　10月5日の愛知・ドルフィンズアリーナ大会ではIWGP女子王者・岩谷麻優（31）に挑戦する。2019年5月16日の後楽園大会以来、約5年ぶりのスターダム参戦となった28日の後楽園大会では白川未奈と組み、岩谷＆AZMと対戦。 　白いマントを身にまといさっそうと現れたトニーは、試合が始まると岩谷と一進一退の攻防を展開した。得意のヒップアタックを連発し会場を沸かせる。 　10分過ぎ、岩谷＆AZMからダブルのダイビングフットスタンプをくらい追い込まれたが、白川のアシストで何とか難を逃れるとAZMにネックハンギングボムで反撃。最後は勢いに乗ったトニーがAZMをストームゼロ（変型パイルドライバー）で仕留め3カウントを奪った。 　試合後、リング上で白川とセクシーポーズを決めたトニーは腰を振りながら踊り狂った。だが、岩谷にベルトを見せつけられると、表情が一変。ベルトをなめまわし、ファイティングポーズで王者を威嚇した。 　バックステージで白川と熱い抱擁を交わしたトニーは「会いたかったわ、ミナ。私たちは最高のタッグチームであり、ベストフレンドね。あなたは家族のようなものですわ」と抱き寄せ「私たちはハブに行かないと！　それか六本木。ハイボール、オネガイシマス！　ストロングゼロも大好きよ」と早く祝杯を挙げたい様子だ。 　前哨戦で勝利し、王座戦に弾みをつけたトニーは岩谷について問われると「マユ・イワタニ…クソ女でおバカちゃんね。私はもうすぐIWGP女子の新チャンピオンになる。そして岩谷麻優の人生を永遠に台無しにしてやる」と宣戦布告だ。 　最後には白川の手を取り「それじゃあ私たちはハブに行くわよ。もう予約してあるから！　あとはマッサージも忘れないようにいかないとね」と言い残し六本木方面に姿を消した。