【捲土重来】 6月期のランキング ホンダNボックスが首位奪還 2024年上半期でも首位
軽自動車新車販売の車名別ランキング
全国軽自動車協会連合会は、2024年6月期および2024年上半期(2024年1月~6月)における軽自動車新車販売の車名別ランキングを発表した。 【写真】上半期ではしっかりランクイン 日本に無い? 色々なスズキ・ジムニーをみる (76枚) ■2024年6月期 軽自動車通称名別新車販売トップ10 1位 ホンダNボックス:1万6803台 2位 スズキ・スペーシア:1万2425台 3位 ダイハツ・タント:1万1933台 4位 スズキ・ハスラー:7641台 5位 スズキ・ワゴンR:6905台 6位 スズキ・アルト:5716台 7位 日産ルークス:4370台 8位 日産デイズ:4068台 9位 ダイハツ・ミラ:3918台 10位 三菱デリカミニ/eK:3685台 ■2024年上半期 軽自動車通称名別新車販売トップ10 1位 ホンダNボックス:10万680台 2位 スズキ・スペーシア:8万4368台 3位 スズキ・ハスラー:4万8979台 4位 スズキ・ワゴンR:4万2415台 5位 スズキ・アルト:3万6756台 6位 日産ルークス:3万5620台 7位 三菱デリカミニ/eK:3万1289台 8位 ダイハツ・タント:2万7767台 9位 日産デイズ:2万7722台 10位 スズキ・ジムニー:2万416台
注目モデルの動向は?
6月期の軽自動車の車名別ランキングは、ホンダNボックスが前年同月比4.8%増の1万6803台を達成して、2カ月ぶりに首位を奪還。 前月トップのスズキ・スペーシアは同37.4%増の1万2425台を成し遂げたものの、第2位に陥落する。第3位には、生産・出荷を再開したダイハツ・タントが同18.1%減ながら1万1933台を売り上げてランクイン。 また、第4位には5月に一部改良を実施したスズキ・ハスラーが同11.1%増の7641台を記録して入り、第5位にはスマイルの販売が堅調なスズキ・ワゴンRが同25.1%増の6905台を登録してトップ5入りした。 ■注目モデルの動向 6月に仕様変更を図った日産ルークスは前年同月比34.9%増の4370台を達成して第7位に、日産デイズは同1.4%増の4068台を記録して第8位にランクイン。 また、6月にサイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更した三菱デリカミニ/eKは3685台を登録して第10位に入る。一方、軽EVのカテゴリーでは日産サクラが6月に一部改良を図ったものの同53.5%減の1504台と伸び悩み、同じく5月に一部改良を実施した三菱eKクロスEVも同70.8%減の164台と低迷する。 対して、2023年12月に大幅改良を行って電動系コンポーネントを刷新し、車名もミニキャブ・ミーブから改名した軽EVバンの三菱ミニキャブEVは、同24.5%増の122台を達成。 また、4月に仕様変更を図るとともに特別仕様車のFUN「STYLE+ NATURE」を設定した軽バンのホンダNバンは、同15.0%増の2660台を成し遂げた。 なお、登録車と軽自動車を合わせた6月期の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが2カ月ぶりに首位に返り咲き、以降はトヨタ・カローラ、スズキ・スペーシア、トヨタ・ヤリス、ダイハツ・タントの順で続く。月間販売台数1万台超えは、前月から1車種増えて5車種となった。 一方、2024年上半期の軽自動車の車名別ランキングは、唯一10万台超えを成し遂げたホンダNボックスが10年連続での首位につき、以降はスズキ・スペーシア、スズキ・ハスラー、スズキ・ワゴンR、スズキ・アルトの順で並ぶ。 認証申請における不正行為の判明に伴って生産・出荷を停止していたダイハツ車は、タントが第8位に入るのがやっとだった。また、登録車と軽自動車を合わせた2024年上半期の車名別ランキングは、ホンダNボックスが3年連続でのトップに輝き、以降はトヨタ・カローラ、スズキ・スペーシア、トヨタ・ヤリス、トヨタ・シエンタの順位となった。
大貫直次郎(執筆) AUTOCAR JAPAN(編集)